知っていればおしゃれなインテリアに?照明の種類やプラン上の注意点

照明は家の雰囲気を大きく変える鍵!!
この記事で、あなたの家をより魅力的にする照明の選び方と計画のポイントをご紹介します。豊富な種類の照明から、部屋ごとの最適な照明を選ぶコツや、ダウンライト、ライティングダクトレール、間接照明などの人気照明に関する重要な注意点を解説。照明を上手に選び、理想のインテリアを実現しましょう。

まずは、今回の記事の要点です。

・住宅照明には多くの種類があり、全体のコーディネートはもちろん、部屋ごと・箇所ごとに適材適所な照明を上手に選びましょう

ダウンライトは満遍なく配置するのではなく天井のスッキリさと部屋で必要な明るさを両立できているか?が大事

間接照明は光源が見えないよう、実際の生活まで落とし込んで考えるコーディネーターがいる会社が安心

目次

1. 【住宅照明の種類】豊富なオプションから最適な選択を

出典:オーデリック・カタログ

まず、住宅向けの照明には、上図のように様々な種類の照明があります。照明には、シャンデリアやシーリングライト、ペンダントライトなど様々なタイプが存在します。それぞれの特徴と適用シーンを理解し、あなたの家に最適な照明を選びましょう。

まずは12種類の照明を紹介していきます!

1:シャンデリア

出典:オーデリック・カタログ

装飾性が高い照明で、スタイリッシュなリビングや吹き抜け、玄関ホール等にマッチしやすい照明です。
ホテルのような空間が創れ、豪華な印象に仕上がります。

2:シーリングファン

出典:オーデリック・カタログ

ファンが付いている照明です。このファンの役割は、部屋の上下の温度差を減らすためにあります。特に吹き抜けでは空間の高低で温度差が付きやすく、冷暖房のムラを減らすのに役立ちます。

3:シーリングライト

出典:オーデリック・カタログ

天井に取り付ける、一般的なメイン照明です。

価格帯も幅広く、さらに種類も豊富なことと、取り外しが簡単にできるため新築だけでなく、リフォームやDIYでも設置できる照明です。

4:ペンダントライト

出典:オーデリック・カタログ

ダイニングやキッチンのカウンター上などに設置することが多い、吊り下げ形の照明です。ペンダントライトも形状が豊富で、リビング等のデザインに合わせた照明選びが楽しいでしょう。

5:ブラケットライト

出典:オーデリック・カタログ

壁面など垂直面に設置されるライトです。メイン照明ではなく、アクセント照明としての位置づけになることが多く、階段やホールなどに多く使われています。

6:スタンドライト

出典:オーデリック・カタログ

スタンドライトは建築物に埋め込んだりするタイプではなく、机や床などに置いて使うタイプの照明です。ベッドサイドに置くスタンドライトが多いです。

7:フットライト

出典:オーデリック・カタログ

階段や廊下などの足元を照らす照明で、夜中にメインの照明を付けなくてもある程度の歩く位置が分かるようになる照明です。災害用のタイプもあり、家が停電した時に電池から供給される電気に切り替わり、自動で照らしてくれるタイプなどもあります。

8:スポットライト

出典:オーデリック・カタログ

一部分を照らすライトで、ダイニングやキッチン、もしくは吹き抜けなどに採用されることが多い照明です。絵画や置物などを照らすために使われることもあります。

9:ダウンライト

出典:オーデリック・カタログ

昨今の新築でもっとも多く使われる照明方式です。天井に照明器具を埋め込んで使う方式で、空間の基本的な照明を担っていますが、配置次第でデザイン性が意外と左右される点もポイントです。ダウンライトは、スタイリッシュで機能的な選択ですが、配置には注意が必要です。部屋全体の明るさと天井のスッキリとした見た目のバランスを考えましょう。

10:エクステリアライト

出典:オーデリック・カタログ

外構(エクステリア)における照明器具です。アプローチ(玄関~門扉までの道)や門扉廻りなどに設置されることが多い照明で、足元を照らす以外に、防犯上も役立つ照明です。

11:ライティングダクトレールの活用法

出典:オーデリック・カタログ

レールに複数のスポットライトを組み合わせた照明方式です。ダイニングなどで採用されることが多く、スポットライトの照らす方向などを各々バラバラにできます。ライティングダクトレールは、照明の向きや色を変えることで、部屋の印象を容易に変えられます。設置場所や家具の配置を考慮して、最適な照明計画を立てましょう。

12:間接照明の魅力

出典:オーデリック・カタログ

照明器具自体を隠して、壁や天井自体を明るく照らして、部屋を明るくする照明方式です。新築で人気の照明方式で、メインの照明からアクセントとしても幅広く活用でき、おしゃれな空間を創り出しやすい照明でもあります。間接照明は、柔らかな光で高級感のある空間を創出します。光源が見えないように設計することで、最適な効果を得られます。

2. 照明のプラン上の注意

それでは、これらの多くの種類がある照明ですが、この中から代表的な照明のプラン上の注意点を見ていきましょう。

2-1. ダウンライトのプラン上の注意点

ダウンライトを設計するとき、部屋を満遍なく明るくしたい、という思いでバランスよく配置する、といったことはよくあります。しかし、これが実は「オシャレさ」を無くしている原因にもなります。

出典:パナソニック照明カタログ

上図のように部屋の中心、そして目立たせたい壁面に沿うように配置されたダウンライトが印象的です。天井は無意識に目に入ってきますが、天井面がスッキリしていると、様々なインテリアスタイルの邪魔をすることなく大人のインテリアに仕上がります。部屋を明るくしないと、ということで不安になる気持ちが、ごちゃごちゃに繋がってしまっています。しっかり照度の計算などを工務店にしてもらうことで、最低限の照明でおしゃれな空間を創り出すことができます。

2-2. ライティングダクトレールのプラン上の注意点

出典:パナソニック照明カタログ

ライティングレールは、明るさや光の色などを自由自在に取り替えたり、向きを変えることで部屋の印象を変えることができる照明です。しかし、その一方部屋に置く家具の位置などによって、適材適所な配置・光の設計にすることが難しいとも言われています。上図は、部屋の模様替えをした時に、ライトの向きや配色を変更した事例ですが、右側では新たに設けたワーキングスペースに温白色を配置しています。

温白色とは、オレンジ色の暖色と青白い寒色の中間の色で、最近では人気が高い色となっています。このように向きだけでなく、照明の種類も選ぶことが難しい一方、正解はないため自由にアレンジできる点は楽しい部分でもあります

2-3. 間接照明のプラン上の注意点

出典:パナソニック照明カタログ

間接照明は新築でも人気の照明方式です。間接照明が1つあるだけでも、上質な空間に仕上がりますが、同時に注意点もあります。それは光源が見えないように注意すること。間接照明は壁や天井を照らしますが、光源(=照明器具自体)が見えてしまうような設計になっていると残念なことになります。例えば寝室に設けた間接照明、寝ているときに見上げると光源が見える、もしくは眩しいといった事例がたまにあります。また、リビングや玄関など床面を照らす間接照明を導入した際に、床面にLEDの粒々が反射している、という事例です。このように、最終的にどこに反射させるのか、人の動きや実際の視線まで考えないといけないため、間接照明は非常に設計力が試される照明方式です。工務店の中でも、(施工事例等を見せてもらう等して)慣れているコーディネーターさんに依頼することがよいでしょう。

3. まとめ

照明はこのように種類も多い上に、奥が深い世界でもあります。簡単にみなさんでも気づくような部分について注意点も紹介しましたが、実はこれ以外にもたくさん注意点があります。照明で失敗しないための方法としては、施工事例などを見てダウンライトの配置が考えられていそうな配置になっているか?などを見て、判断してもらうとよいでしょう。

日々の生活に欠かせない光。モデルルームなどでしっかり施工事例を見ながら、ベストな照明を見つけていきましょう。

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