ステンレスキッチンで有名なクリナップについて特徴を紹介していきます。
クリナップにはどんなグレードのキッチン・オプションがあるの?グレードごとのキッチンの特徴は?といったことが気になっている方に、ぴったりの内容です。また、まだどこのキッチンを選ぼうかご検討中の皆様にも読んで頂きたい内容となっております。
クリナップのキッチンメーカーとしての立ち位置
クリナップとは、キッチン業界で20%程度のシェアを誇る水まわり設備に特化した会社です。
昔からステンレス製のキッチンで有名なキッチンを製造しており、ステンレスキッチンと言えばクリナップと言われるぐらいです。また1973年に日本に初めてシステムキッチンを開発したことでも有名であり、現在に至るまで研究に研究を重ねているメーカーです。
最近は、お湯でファンが洗える「洗えーるレンジフード」や、シンクの水の流れがスムーズな「流レールシンク」が特徴的で、独自性も追及している会社でもあると言えます。
シリーズも高級な機種から、スタンダードなグレードまで幅広くラインナップされており、今も昔も変わらない人気があります。
キッチンのラインナップ
それではクリナップのキッチンシリーズを紹介していきます。
クリナップのキッチンには4つの種類(ホームページには3種類のみ掲載)があり、今回は公式ホームページに掲載されていない商品も解説します。
【高級】セントロ(CENTRO)
徹底的にキッチンにこだわりたい方向けの最高級のステンレスキッチンです。
クラフツマンデッキシンクを採用すれば、誰しも憧れる憧れほどの美しさ。サポートプレートがシンク内で稼働でき、作業スペース拡大させることも可能。
おしゃれを極めたステンレスカウンター以外に、セラミックワークトップなど充実した品揃えで、高級感が高いキッチンになっています。
デザインを大きく左右する扉面材も豊富な種類があり、京都の友禅柄をモチーフにした塗り扉や、ステンレスの扉など選択ができます。
【中級】ステディア(STEDIA)
ステディアは、クリナップのキッチンの中では中級ゾーンにあたるシリーズです。
キッチンのスタイル・機器・品質にこだわりつつも、コストも気になる方向けの商品になっています。
なお、本体キャビネットはクリナップのこだわりであるステンレス製になっており、清潔感や剛性はセントロに近い品質であると言えます。
またデザインだけでなく機能性も充実しているキッチンで、普段のお手入れもしやすいアクリストンワークトップなど満足度の高いシリーズになっています。
【普及】ラクエラ(rakuera)
ラクエラはクリナップの中での一番コストを抑えた標準タイプです。
キャビネット本体は、一般的なキッチンと同じ木製キャビネットになっている点が上位機種との大きな違いになっていますが、コストと選べるバリエーションのバランスが取れた商品です。
特徴的な「洗エールレンジフード」なども選ぶことができ、機能面・デザイン面のバリエーションとしても十分揃ったキッチンになっています。
【ビルダー専用品】 KT
ホームページには記載されていない、特定の工務店を通じてしか買えない商品がこちらのKTです。
もっともスタンダードなグレードで、選べるバリエーションが少ない代わりに価格を抑えているシリーズになっています。
スタンダードであるものの、一見安っぽく見えないデザイン性でコーディネートできる一方、細かい部分まで見ていくと引き出しのレールがスタンダードなタイプの為、重いものを入れるとスムーズさに欠けることも。
実際に採用される際はショールームなどで触って選んでみるとよいでしょう。
特徴
ステンレスへのこだわり
熱や水に強く、耐久性の高いステンレス素材を独自の技術で加工して仕上げることで清潔さと頑丈さを兼ね備えています。ワークトップやシンクだけでなく、キャビネット(骨組み)までステンレスとなっています。
画像引用:クリナップ
美コート ワークトップ
特殊セラミックコーティングで傷と汚れに強いステンレスワークトップ。汚れの下に水が入り込みやすい特殊コーティングで汚れをステンレス表面から浮かせられます。
画像引用:クリナップ
流レールシンク
料理中からシンクを綺麗に保つことが可能で、「流レール」でゴミも汚れも排水口へ。排水口も網カゴも一体成型で継ぎ目がなく、お掃除がスムーズにできます。
画像引用:クリナップ
洗エールレンジフード
ボタン一つでお掃除がスタート。お湯を入れて、洗浄ボタンを押せば、ファンフィルターが集めた油汚れを10分で自動洗浄が可能。2カ月に一回のお手入れでいつもきれいに保つことが可能です。
画像引用:クリナップ
その他の気になる設備
ラインナップでの商品比較
比較表は下記をご参考にして下さい
クリックすると表が閉じます。
性能/バリエーション | セントロ (CENTRO) | ステディア (STEDIA) | ラクエラ (rakuera) |
---|---|---|---|
金額 | \902,700~ (間口2550mm) | \705,700~ (間口2550mm) | \705,700~ (間口2550mm) |
レイアウト | I型/L型 | I型/L型 | I型/L型 |
フラット対面 | フラット対面 | フラット対面 | |
ー | デュアルトップ対面 | ー | |
キャビネット | ステンレスキャビネット | ステンレスキャビネット | 木製キャビネット |
オールスライド収納 レグラボックス | オールスライド収納 レグラボックス | オールスライド収納 レグラボックス | |
フロアコンテナ | フロアコンテナ | ― | |
扉カラー | 6グレード40色 | 5グレード49色 | 3グレード30色 |
ワークトップ | セラミックワークトップ | セラミックワークトップ | ― |
― | コーリアンワークトップ | コーリアンワークトップ | |
人工大理石ワークトップ | 人工大理石ワークトップ | 人工大理石ワークトップ | |
美コートワークトップ | 美コートワークトップ | ― | |
ステンレスワークトップ | ステンレスワークトップ | ステンレスワークトップ | |
シンクまわり | クラフツマンデッキシンク | ― | ― |
流レールシンク | 流レールシンク | ― | |
とってもクリン排水口 | とってもクリン排水口 | ― | |
― | 美サイレントシンク | 美サイレントシンク | |
レンジフード/コンロ | 洗エールレンジフード | 洗エールレンジフード | 洗エールレンジフード |
ハイブリッドコンロ | ハイブリッドコンロ | ― |
画像引用:クリナップ
まとめ
クリナップのキッチンの一番の特徴は、セントロ・ステディアのステンレスキッチン。カビやニオイの染み付きにくい素材であり、清潔感を保ちたい方にピッタリのメーカーです。
また、ステンレス加工は優れた技術を持っており、扉の意匠性もスタイリッシュな仕上がりで、モダンな家にマッチしやすく人気です。
料理好きな方であれば、一度は魅力的に感じたことがあるステンレスキッチンであれば、クリナップは選択肢として外せません。
気になった方は、お近くのショールームに見学しに行ってみるとよいでしょう。今回ご紹介した設備をご確認頂くのはもちろんのこと、他にも収納の数、カラーバリエーション、カップボードにも注目して見てみるのもよいでしょう。
松江ショールームにはセントロ、ステディア、ラクエラが展示してあるので、実際に見て、触って、話を聞いてみることをお勧めします。